ミ サ ゴ (タカ目・タカ科)(留鳥)
『ミサゴ』は、白川河口や熊本港付近では、一年中見ることができます。
ただ冬になると、越冬するために南下してきた個体が加わり、数が増えます。冬は子飼橋付近まで川をさかのぼってきて、飛んでいる姿をみることもあります。
大きさ ・体の特徴 ・鳴き声 |
オスは、体長54~58cm、メスは、体長60~64cmくらいになります。 翼を広げると147~169cmにもなり、トビとほぼ同じ大きさになります。 飛んでいる姿は、細く長い翼に、尾は短いです。 腹側が全体的に白っぽいので、茶色で角ばった長めの尾をしているトビとは区別がつきます。 |
食事 ・えさ |
もっぱら魚を食べるため、水面上を飛び回り、魚を見つけると停空飛翔(ホバリング)から急降下し、足から飛び込んで捕まえます。 大きな魚を捕らえ、運ぶ時には、魚の頭を前にして両足でかかえこむようにつかんで飛んでいきます。 |
名前の由来 | 水中の魚を探すため、「水探」と呼ばれたのが名前の由来だそうです。 英語では、Osprey(オスプレイ)です。(なんと、アメリカ合衆国のベル・ヘリコプター社とボーイング・バートル社が共同で開発した垂直離着陸航空機(V-22)の愛称に使われています。) |
分 布 | 九州以北の海岸・河口・大きな湖沼やダム湖などの近くで繁殖します。 北日本では、冬期に暖地へ移動するものもいます。南西諸島では冬鳥。 中国やロシアにもいるそうです。 |